LABORATORY
「哲学シンキング研究所(The Center for Philosophy Thinking)」は、哲学シンキングの普及を目的として、2018年7月に設立されました。
「哲学シンキング(Philosophy Thinking)」は、学術界の哲学的思考法をもとに開発された、「問いを深め、本質を追究する、思考の拡張メソッド」です。
クロス・フィロソフィーズ(株)代表の吉田幸司によって開発・提唱され、さまざまなビジネスシーンでの実践を通じて、改良・普及が進められています。
体験したビジネスパーソンの方々からその価値が認められ、「メソッドや進行方法を教えてほしい」「どこかで習うことはできるのか」「もっと世に広めるべきだ」という声も数多く寄せられています。
こうした声に後押しされ、多くの方々の賛同・協力を賜りながら、哲学シンキング研究所を設立・運営するに至っています。
当サイトでは、プロジェクト運営などのビジネスシーンに役立てたり、世界観を広げ、働く意味や生きがいを見つめなおしたりすることができる、哲学シンキングの情報を発信してまいります。
学術界の「哲学(philosophia)」は、2,500年以上の歴史をもつ、知恵(sophia)を愛し求める(philein)営みです。この言葉は、紀元前5世紀頃の古代ギリシャで使われ始めました。特にプラトンの著作において、ソクラテスが「知恵を愛し求める者(philosophos)」として描かれることで、重要な意味を帯びるようになっていきます。
明治期に西周は、この「フィロソフィア」を「希哲学」と訳します。「哲」は「言葉が明晰で賢い者」を意味し、「希哲学」は、そのような賢哲な者でありたいと希うという意味を担っていました。やがて明治中期に「希哲学」の「希」が脱落して、現在の「哲学」という言葉として定着していったのです。
しかし、多くの人は、2,500年以上の哲学の歴史を辿ったり、最先端の哲学研究を学んだりする時間はないでしょう。哲学シンキングは、専門的な哲学的思考法から、訓練すれば使えるものを選び出し、メソッド化した思考法です。安直な哲学早わかりではなく、クラスや用途に応じた訓練により、より広く深い思考法を獲得していくことができます。
詳しくは、「セミナー・講座」のページをご参照ください。
哲学シンキング研究所 センター長
哲学シンキング提唱者。博士(哲学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、現在、哲学を事業内容にした株式会社、クロス・フィロソフィーズ(株)代表取締役社長。上智大学客員研究員・非常勤講師などを兼任。共著書にBeyond Superlatives(Cambridge Scholars Publishing)、『理想―特集:ホワイトヘッド』(理想社)などがある。
哲学シンキング研究所 運営・事務局長
クロス・フィロソフィーズ株式会社 取締役。上智大学哲学科卒業。Farzom CEO (モビリティ製造開発、グローバルマーケティング)。哲学することから得られる深い洞察は、企業の活動をはじめ、あらゆるチームに直接的に活かせるという考えから、吉田氏と共同でクロス・フィロソフィーズ株式会社を創業。
哲学シンキング研究所 顧問
上智大学文学部哲学科教授、日本カント協会会長、日本哲学会評議員、グリーフケア研究所所員(前副所長)。共著書に『カント事典』、『グローバル・エシックスを考える』、『生命倫理百科事典』、『死ぬ意味と生きる意味:難病の現場から見る終末医療と命のあり方』、『人間の尊厳を問い直す』など、他多数。
哲学シンキング研究所 主席研究員
IBM Japan マネージング・コンサルタント/人と組織イノベーション研究所 所長/一般社団法人Eirene University アイリーニ・デザイン思考センター 研究員・講師・コーチリーダー。イノベーションや現場力、組織の活性・定着化をテーマとして、ワークショップ・デザインやコーチング、傾聴・問いかけ等を活用した「破壊的な気づきの醸成」による、組織や個人の意識変革や行動変容を支援。
哲学シンキングは、多くの企業人の方々に協力していただきながら、開発・普及が進められています。
その他のメンバー情報も、追って、公開いたします。
哲学シンキング研究所へのお問い合わせは下記リンクよりお願いいたします。
CONTACT